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「エスト3は海外版GBAで発売?なんでじゃ!」
「カオスシードを知っている人〜?って、2人かい!」
「ネバカン?貧乏くじを引くのが得意な会社」

 

ありがとう、ネバーランドカンパニー、本当に。


 

 ちょいと長いお話をしましょう。昔(今もだが)ネバーランドカンパニーという会社がありました。
  この会社が93年タイトーという会社から出したエストポリス戦記というRPG作品を出しました。最近の人なら「タイトーからRPG!?」という感じでしょう。そう、タイトーも昔はこういうRPGを出していたんですよ。
 この作品はとても好評で95年に2も出来ました。ゼルダの伝説のようにアクション風味のパズルもある。従来のRPGと同じように剣で攻撃、魔法で攻撃、以外にも怒りポイントというシステムを導入。これは攻撃を食らうことで怒りを貯めてポイントがMAXになると特殊攻撃が出来る、というものでした。この攻撃は武器ごとに決まっており、弱い武器でもこの怒りポイントの特殊攻撃がばか強、ということがあるため戦術に幅ができました。キャラも魅力的、話も見ていてこっぱずかしくなるラブコメ要素もありました。欠点として、ストーリーが完全に一本道、職業選択の自由などがない、という点がありましたが、そんなものはどこぞの「最後のファンタジー」4や「龍の探索」4,5も同じです。この時代はそういう時代だったんですよ。
  2になるともれなく不思議なダンジョン(風味のダンジョン。地下99階までアタック)がついてくる、というサービスっぷりでした。このダンジョンこそがエストポリス戦記2の本領、とまで言われた物です。毎回入る旅に変わるダンジョン、拾った武器はその後の冒険でも使える、呪文までも拾う、そしてなによりもセーブポイントがない、というものでした、、タクティクスオウガが世に出るよるも遙か先にこんなきついダンジョンがあったんですよ。。。
 そう、あれは私が高校生時代だったかなぁ、、、お風呂もあがって体もほかほか、さ、寝るか!という時でした。「寝る前にちょっとダンジョンアタックだ〜!」とばかりに開始。早々に敵から魔力吸収呪文、回復呪文get、こりゃ好調だわい!とプレイ、、、明け方4時、70階付近でやまたの大蛇という名前からして既に攻撃が予想できるキャラに遭遇。怒濤の8回攻撃でいきなり3人死亡、1人生き残り、次のターン逃げるの失敗してご臨終。。。いや〜んな思い出です。 今でもこのダンジョンだけでもPCで980円くらいで発売したら結構な売り上げがいくんじゃないでしょうか。

 その後に出したのは「エナジーブレイカー」というゲーム。これまたシステムがくそわかりにくい、けど理解したときには至福の時間を約束してくれるゲーム。未だに手に入らないんだよな、これ、、とほほ

 そしてネバーランドカンパニーを一躍有名にした風水回廊記カオスシードが出ました。ですが、哀しいことにこのゲームは本当にシステムがわかりづらいゲームでした。RPG、シミュレーション、アクション、パズル性などが組み合った非常にめんどくさいゲーム。。。それがカオスシード。
 ゲームをプレイした人間は「げぇ!なんてめんどくさい」と嘆いた物でした。  が、ある程度このゲームをプレイした人間はほぼ全員が言いました。「このゲームは最高だ」と、、、  そう、それほどこのゲームは良くできていました。この会社のゲームはシステムが非常に密接に組み合わさり絶妙なハーモニーを奏でました。

 このスーパーファミコンで出たカオスシードは評判が良く後にサターンに移植されました。仙窟活龍大戦カオスシードと名前を変え、細かい点を総チェック、サターンだから声も出せ!とばかりに丹下さくらも起用!これでばかばか売れるぜ!とばかりに意気込みもあがったのですが、いかんせん97年のゲームショウで丹下さんが「みんな〜カオスシードって知ってるかな〜?」という呼びかけに「知ってる!」と手を挙げたのはわずか2人、ってことは、この丹下さんの前に集まっている人間は全部(−2人)丹下桜目当てかい、ごら、とネバーランドカンパニーの営業が泣いた、というのはあまりに有名な話。
 ESPよ、これを移植してくれて本当にありがとう。
 

 数年間ネバーランドカンパニーのファン達は待ちました。「きっとエストポリス3がでるはずだ。いや、もしかしたらカオスシードの続編?うっしっし」と。けど蓋をあけてびっくり!ドリームキャストから出たのは「ロードス島戦記 邪神復活」というゲーム。「ネバーランドカンパニーがキャラクターゲーム!?神は死んだ!!!!!!!!」 私も泣いた。 

 キャラクターゲーム。その発端はふぁみこんというゲーム機から脈々と受け継がれた伝統。元になったまんが、アニメをゲーム化することでそのファン層が安易にゲームも買ってくれるだろう、というとてもわかりやすい論理で展開されたゲーム、それがキャラクターゲーム。
  ま、そういうゲームがでた当初はユーザーも買いました。Zガンダム、アウトランダース、北斗の拳、、、、なにやらゲームが偏っていますが気のせいです。思い出したくないのでふれないでください、、、

 キャラクターゲーム=くそげー。これはゲームをちょっとでもやった人間には当たり前の認識でした。
 そしてロードス島戦記、、、そのブームはとうの大昔に去っており今更なぜドリームキャストで!?なぜネバーランドカンパニーが!!と泣き叫びました。 OAVをピークにその後は衰退、テレビアニメになったときには誰もが痛いだろうな、と思いつつ実際に見たら痛かったアニメ。こんなもののゲーム化?誰が買いますか?という状況でした。実際、ロードス島戦記はPC88を最初にSFC、PCエンジンなどと展開してきて結局一番最初のPC版が一番出来が良かったと言うからお笑いでございます。

 キャラクターゲーム、しかもそれがロードス島戦記。気分的にはもうカナディアンマンとスペシャルマンがタッグを組んだビックボンバーズのような危険なにおいがぷんぷん。この時点で誰もが期待していませんでした。ですが、ネバーランドカンパニーは私たちに「先入観という物を持ってはいけない」ということを教えてくれました。

 巨大な口コミ空間。それがインターネット。そこで徐々に口コミが広まりました。「ドリキャのロードス島戦記って面白いじゃん!」 このゲームをしたプレイヤーの十中八九は言いました。
 そう!ネバーランドカンパニーは裏切らなかった!その技術力と発想でまたまた私たちを裏切らないソフトを作ってくれた。プレイしたとき私も言いました。

  「ありがとう、ネバーランドカンパニー。そしてごめんなさい、ネバーランドカンパニー」

 それは私の期待を裏切ってくれなかったネバーランドカンパニーへの感謝の叫び。そして信じ切れなかった自分自身の心からの謝罪。 良いゲームでした。

 最大の欠点は「なぜロードス島戦記なんて名前をつけて出したんだろう?別にロードス島戦記である必然性がないじゃん!」ということでしたな。 このゲームをもし、ロードス島戦記と名付けて出さなかったならば「キャラゲー=くそげー」という方程式が導き出されずきっともうちょっとは売れたんじゃないのか、と悔やまれて仕方がありません。

 スーパーファミコンの「エストポリス戦記」「エストポリス戦記2」「エナジーブレイカー」「風水回廊記カオスシード」 サターンの「仙窟活龍大戦カオスシード」 そしてドリームキャストの「ロードス島戦記邪神復活」
 どれも各ハード機における「売れないのがおかしい名作」と言われています。

 この会社のゲームがなぜ名作と言われるのか?ストーリーははっきり言って「感動する!」という系列ではありません。それがエストポリス戦記2にしてもね。(あぁ、暴言)
  でもね、システムがいいんですよ。戦略やパズル性などでぐいぐいっとプレイヤーを引きつけ「次はどんなことをやらしてくれるんだ?」と猿のようにプレイしたものです。
 「私は〜ポリゴンばりばりで〜萌えがないと〜ゲームできない〜」という人間はやめときなさい。きっと途中で投げ出す。ネバーランドカンパニーのゲームはプレイヤーにとても、、そう、とても高いハードルを投げかけます。それもシステム的なハードル。でもそれを越えたときに得るものは従来のゲームでは得られないほどの快楽を与えてくれ、目から鱗が落ちます。

  最後に2chのネバーランドカンパニースレッドで発見した文章を載っけときましょう

 日本テレネットの個性派開発チームのウルフチームから数人で独立して会社設立。
  パソコンで1発当ててやろうとロールプレイングを開発中もはやパソコンは、 エロゲーマシンとなっており市場がすでに無くなっており コンシューマーにターゲット変更(このへんオウガバトルのクエストと似ているね) もちろんそのソフトはエストTです。
  タイトーからエストポリス伝記T発売 一部での評価は高かったが、1発当てる野望あっけなく失敗。撃沈。
  タイトーからエストポリス伝記U発売 ゲームは最高だがいまいち売れず。どんまい。
  タイトーから仙窟活龍大戦カオスシード発売 凄く面白く長く遊べる名作。あまり売れず(泣)。
  タイトーからシュミレーションRPGのエナジーブレイカー発売 (エストポリス外伝) 時期(SFC末期)が悪く全然売れない(泣泣)。
  それでもくじけずこんどはセガサターンで逆襲だーと 仙窟活龍大戦カオスシードのリメイクを発売するが、あまりにも発売延期をしすぎてゲームが面白かったのに、 皆に忘れ去られさっぱり売れない。
  ついでにセガサターン第2弾ソフト待望のオリジナルソフト・ スチームパイレーツの発売が消滅(泣泣泣)。
  そしてドリームキャストとりあえず、 ESP仲間のスティングの神機世界エヴォリューションT&Uの開発協力
  待望の完結編エストポリス伝記Vの発売開発元つぶれ無期延期(泣泣泣泣)悲惨すぎ。
  海外ゲームボーイカラーでルフィア外伝発売予定(エストポリスね) 日本で出してよー。 といった感じらしい。

 そして万感の思いをこめて今こそ言おう。
 「もうちょっと早くゲームを出してくれよ!!!!!出すのがおせぇよ!!!!!!!」(それでくそゲー出されたらかなわんがね)

 

 ・ネバーランドカンパニー関連の品でオークションにおいて高値になるのは
   ・SS、SFCのカオスシード、DCのロードス島戦記邪神復活
   ・講談社からでたSS仙窟活龍大戦カオスシードの攻略本
 がお目にかかれるもの。そしてお目にかかれない物は
   ・CD エストポリス戦記2サントラ
   ・CD 風水回廊記カオスシードサントラ
 ですね。この二つは私もお目にかかったこともありません。見つけたらゴッドアイテムと叫びましょう。
 ちなみにソフトバンクから出た「カオスシード設定資料集」はまだ版元が持っていると思います。3800円とくそみそに高いですがあと1年寝かせばちょっとはプレミアでるかも。

 

 関連リンク:
 エストポリス3応援ページ…こまめに更新している応援ページ。GBAで発売するとか、、ほんとか?
 船戸秋里HP 「ひまわりランプ」…カオスシードのイラスト担当の方のHP。昔同人で出していたカオスシードのイラスト集などをPDF販売中。未だにこのHPのおみやげが手に入らないのですが、、、っかしいなぁ、、資料集片手に計算しているのだが。。