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「ボクたちの平和な世界はいつ核戦争がおこっても不思議じゃなかったんだ…」
「展望台から見た東京は死んでいた、、、空をまう何ものも地を這う何ものもいなかった」
「また、、、人が死んでる」
「私の命が短いと知ったら心配してみんな働く気力をなくすわ・・・最後の最後まで、、、黙っていてね」
「からだが震えた・・・生まれてはじめて心の底から泣きたくなった。人が死ぬってこういうことだったんだ」

 飛ぶ教室全2巻  

 

 私の好きな作品形態のひとつに「限定環境下でのサバイバル(できれば狂気つき)」ってのがあげられます。
必ず見るってわけではないですが目に付いたら手に取り読んでます。最近では小説「バトルロワイアル」「クリムゾンの迷宮」など。アニメではバイファム(これもある種の限定環境下) コミックでは「ドラゴンヘッド」(最後がなんだかなぁ)「漂流教室」。映画では最近見た「CUBE」や「未来世紀ブラジル」(ちょっと違うかも)、ゲームでは「デスクリムゾン」(かなり違う)などなど。

 これらの原体験,一番最初に読んだものが「飛ぶ教室」(ひらまつつとむ著)でした。

 86年に週刊少年ジャンプで連載。全2巻。
内容は「小学生たちが校庭で遊んでいたら校長がしゃれでつけていたシェルターから警報。とりあえず校庭にいる生徒だけ収納しハッチをしめたらしばらくのちに書く戦争勃発。世界は灰燼に。その後の世界で生きていく少年たち」というものです

 漂流教室を読んだことがあるでしょうか?あれはタイムスリップで荒廃した未来世界(怪物つき)に飛ばされた小学生たちが生きぬく。だが徐々に狂気が支配するというものでした。ある種「飛ぶ教室」は裏漂流教室とも言えるかもしれません。狭いシェルターに押しこまれ、ようやく出ることができたら外は核の冬、残留放射能で雪も水も摂取できない、頼りになる大人は女の先生一人だけ、、、この状況でモラルが維持できるとはちと思えないのですがそういう心理的な考察はこの漫画ではありません。
 ですが、 ようやくめぐり合った大人は狂気で死んでるわ,自分の両親が死んだことを死体見せ付けられて思い知らされるわ、サンシャインのビルが爆風のために遠くに飛ばされることで核の強さを表したり,溶けた壁のなかに人が埋まっていたり。。。。途切れないテンポと演出が見事でした。台詞回しも上記にあげたように良く考えられたと思わせる言葉が多く素直に感動できました。

 今でもこの作品を読んだことがある人は傑作と言ってくれます。  まぁ、こんな作品が銀牙や北斗の拳、キャプテン翼全盛期のジャンプに受け入れられるはずもなく打ち切り。漂流教室の後じゃちょっとなぁ。  今連載したら結構いいところまでいくとは思うんですが。

 著者のひらまつつとむ氏はほかにも「ハッスル拳法つよし」などを描いていますがお勧めできません,、、、誉めるところがないですもん、ほかの作品。

 

  引越しの際に出てきたのでまた出展します。